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荷電粒子砲 (ゾイド) : ウィキペディア日本語版
デスザウラー

デスザウラー(DEATH SAURER) はトミー(現タカラトミー)より発売されている『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。

== 機体解説==

ZAC2044年の中央大陸戦争時に、ゼネバス帝国が国力の全てを傾けて開発した最強の恐竜型超巨大ゾイド。惑星Ziの食物連鎖の頂点に立つと言われるティラノサウルス型ゾイドの亜種をベース〔電撃ホビーマガジン2001年11月号より〕としており、ヘリック共和国側から「死を呼ぶ恐竜」と恐れられ、ロールアウト時には両軍軍事バランスを一気に帝国側優勢に傾けた程の圧倒的戦闘力を誇った。
当時のいかなるゾイドの火砲や攻撃も弾き返す超重装甲を持ち、全身に装備した重火器で粉砕する。また、巨体ながらライガーゼロシュナイダー等の高速ゾイドを捉えるほど〔小学館「ゾイド公式ファンブック4」より〕の機敏さを併せ持つ。格闘戦では、補助エンジンの効果も加味しゴジュラス級ゾイドを一撃で倒す加重力衝撃テイル〔と、両腕の電磁爪ハイパーキラークローは当時のあらゆる共和国ゾイドを一撃で破壊する威力を持ち〔、頭部レーザービーム砲との併用で地面を掘り進む事も可能〔。
最大の武器は口腔内に装備された大口径荷電粒子砲で、背部オーロラインテークファン〔(荷電粒子強制吸入ファン)から空気中の静電気を強制的に大量に取り込み、体内でエネルギー変換し首にあるシンクロトロンジェネレーターで光速まで加速させ粒子ビーム砲として発射〔小学館「ゾイドバトルストーリー2」〕。他の荷電粒子砲搭載機とは桁違いのエネルギー量を誇り、対象物を原子レベルで分解する威力は直撃すれば巨大ゾイドを一撃で蒸発させ、小型ゾイドを部隊ごと全滅させる程。ただし、エネルギー消費量が激しく連射は不可能〔トミー「EZ-021 デスザウラー」パッケージ解説より〕。
数少ない弱点は内部メカニズムに直結し、装甲の薄い背部吸入ファン部や口腔内、装甲間接の隙間等。特に荷電粒子強制吸入ファンを破壊された場合、荷電粒子砲の発射が不可能になるばかりか機体のエネルギーもダウンするため〔小学館「ゾイドバトルストーリー3」より〕、周辺部に各種ビーム砲4門と16連装ミサイルランチャーを装備し防衛する措置を取っている〔。口腔内の耐久力も装甲部と比して薄く、ビームガトリングガンで貫通する事ができる〔。
多くの超巨大ゾイドと同様に、惑星Zi大異変によって絶滅状態となってしまうが、新シリーズ(ZAC2099年~)ではガイロス帝国が古代文明の遺産オーガノイドシステム(OS)を用いての復活計画を進め、暗黒大陸での決戦が行われたZAC2101年には完全復活を果たし〔、共和国軍を迎え撃った。この際、OS採用に伴い操縦性等に問題点を発生させたものの出力は向上し〔、宿敵であるマッドサンダーの反荷電粒子シールドと荷電粒子砲が競り合った際は吸入ファンの焼き付けによるオーバーヒートこそあったものの20秒のフルパワー連続照射での反荷電粒子シールドを打ち破れるほどのパワーアップを見せた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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